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FF11±ゼロ。

zerohour.exblog.jp

はじめのいっぽ。

青と金の色彩を全身に施した何だかゴージャスな骸骨や、
下半身が蛇だけど上半身は古代エジプト女性のような姐さん、
ラミアの脇を戦々恐々として通り過ぎる、休日の朝7時半。
はじめのいっぽ。_c0061753_16173162.jpg

薄暗い空。ゴツゴツとした岩場。座礁した船の残骸。
凡庸という言葉を具現化したウチのオツムから「船の墓場」
「バミューダトライアングル」といった陳腐な単語が出力される。
【アラパゴ暗礁域】。

休日は優雅にカッコヨクまったりノンビリ過ごしたい!

そう思いつつも無為に消費されてゆく時間に耐え切れなくて、
つい5時半とか6時に目が覚めてしまう。嗚呼、小市民。

目覚めちゃったものはしょうがない。渋々ベットから飛び降りる。
鍋でお湯を沸かしてレトルトカレーを温めつつ、外の洗濯器に
一週間分の洗い物を放り込み、Tシャツ短パン姿で外に出る。

三軒隣のコンビニで白いご飯だけ買って(「暖めますか?」
【はい。お願いします】)来たら大皿に移して、暖まったカレーを
LE●辛さ×40倍。大好き)を豪快にドバっと流し込んだら、
スプーン片手に、おもむろにテレビとプレステの電源を入れる!
そういう人に私はなりたい。

【ウソ】

そんな侘しい朝の営みを経て、降り立ったヴァナ・ディール。
【竜騎士】のカッコして、いつも通り【ジュノ上層】の競売前に
佇んで、辛い珈竰んまいンマイとやってるとテルが入る。

「おはよう。どうせまた放置プレイでやってないんだろうから、
今から【移送の幻灯】のワープ開けに行くよ」
!?
休日の朝、額に汗浮かべながら食事してる呑気なボウズ頭に
向かって、フレ様の奇襲攻撃。
故郷の脳筋・量産型共和国の最終ミッションをご一緒して以来、
ウチを気に掛けてくれるフレ様から突然のお申し出を頂戴する。

【移送の幻灯】とは。
『基点はアトルガン白門の六門院にあり、各地の監視哨との
間の行き来をすることができる』装置らしい。
非常に乱暴ながら、解り易く言うと。
『人を粒子に分解して転送し、転送先で再構成』したらハエが
入っててアラ大変、な某映画のようなモノかと。

『ただし、ある監視哨に移動するためには、一度該当の
監視哨側から移送の幻灯を使用して六門院へのルートを
確保しておく必要がある』そうな。
(以上、カッコ書きは「FF11用語辞典++」様から抜粋)

ふーん。
そんな便利なモノが、新大陸の皇国にもあるんだと感心する。

が、竜マゲが終わるまで皇国関連のは完全放置だもんね!と
意味もなく決めてたウチはモゴモゴ言い訳並べて、この有難い
お申し出を辞退しようとする。
曰く。
朝早いしフレ様に迷惑掛けられないし地図ないしetcエトセトr。

。。。大人オトナって、天邪鬼って、ホントにオバカで面倒。
記事書いてて、あまりの回りくどさに我ながら閉口する。

「皇国でのレレルマゲ、いま増えてるから今のうちにしとかんと、
誘われなくなってヤヴァイよ?」
ゼロ「ぇー。じゃあ、行く往く逝くイクイク。イカせて!」

ラクか、トクか、オモロイか。
サスガに知り合って1年や2年も経つと、馬の鼻先に垂らされた
人参に飛びつくウチの行動原理三原則を知り尽くしてる。

まんまとエサに釣られて、ノコノコとジュノから皇国に戻ってきた
【白魔導士】姿のウチを従えて、フレの赤様は先に走って行く。

薄暗い空。ゴツゴツとした岩場。座礁した船の残骸。
道中で落ちてた「ラミアの牙のカギ」を使って鉄で出来た扉の
中に入った暗礁域を、魔法で足音と姿を消しながらウチは
同じく姿を消したフレ様のターゲットの矢印を追って恐る恐る
後を追いかける。

足音を消す魔法【スニーク】の効果が数秒おきに切れるのに
キレながら。
せむし男とかペンギンとか皇国風の煌びやかな高級装備を
その身に纏ったフォモルという怨霊とか。
初めてみる光景や敵に目を奪われて、その場に立止まる。

優秀な水先案内人がいるのを良いことに観光気分で走る事、
40分。
「ドゥブッカ島監視哨」。
はじめのいっぽ。_c0061753_100252.jpg

【青魔導士】の装備に身を包んだ皇国のNPCに話掛けたら、
ワープ装置【移送の幻灯】を起動して皇国領に戻る。
これで、ワープの移送ルート1つ確保。
思わず口から出た、安堵の溜め息もひとつ。

さらに、「アズーフ島監視哨」と「ハルブーン監視哨」までも
ハーメルンの笛吹き男に付き従うネズミよろしくフレ様の後を
盲目的に追尾するヘタレが一人。

当然、皇国領の地形や位置関係なんざ解ってない。
なので、皇国内の転移装置を利用して移送してもらっても、
この3つが何処に出るかも勉強不足で全く判らない道理。
しかも、ワープを起動すべき監視哨は@2つもあるという。
こんな時だ。
自分の甘さを痛烈に後悔するのは。

ただ。
何も分かっちゃいないウチでも唯一つだけ解ってる事がある。
多彩なフレ様に恵まれたウチは果報者という事。
その中の一人、ピトさんのお陰でウチもようやく皇国を知る、
はじめの一歩を踏み出した。
by zerohour_co | 2006-06-03 16:17 | FF>>日常
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