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FF11±ゼロ。

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カガミ。

鏡に写る自分の動作を、一歩遅れで自分が必死に追いかけてく。
8時だョの前半戦で、志村けnの動きを必死で真似るミイラみたいに。

エルシモ地方の大部分を占める熱帯雨林でも、猫耳族の比較的
大規模な集落があることでも名高い、冒険者の溜まり場。
【ユタンガ大森林】。

猫耳集落の近くという定番の場所で、低Lv帯の冒険者にとって
格好のカモ扱いのマンドラたんが相手。

【レベルシンク】、リーダーが定めた冒険者のLvより高いメンバーは
均一のレベルに補正される仕組みを利用してレレルマゲを行う。

マンドラたんが使う、睡眠効果を振り払う能力を持つ回復魔法と同じ
効力をもつ、踊りの能力が使える優位性もあって。
比較的、お声がかかり易い立場にある某量産型。

しかし優位性なんぞ島から見える水平線の遥か向こうにカッ飛ばして。
中の人はもうね、超必死。

鏡の前にいる相手の一挙手一投足を、鏡の向こうにいる自分が
必死になって挙動をなぞってゆく。
そんな気分。

柔らかな手つき、力強いステップ、軽やかな身のこなし。

本当は、もっと、ずっと、レベルシンクでなければ、高レベルの
冒険者なのだろう。
同じパーティとなった同業者である【ガルカ】様。

その澱みのない、滑らかな動きを1テンポ遅れて、まるで
鏡写しのように必死になぞってゆく【踊り子】のウチ。
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もう二ヶ月以上前の出来事にはなるけれど。

職務上の肩書きから「アシスタント」という文字が
6月24日を以って消えた。

それまで見習さん的ち位置から、シゴトは現場の最前線へ。

それまでは時間がある時に、他の営業さんに頼んで、同行を
繰り返す日々おおよそ4ヶ月。
ウチは結果責任を問われない見習いという立場を楽しんでた。

【なるほど。】
【待機します】
【ついてゆきます。】
お気楽ご気楽オヤカタヒノマル護送船団方式な気分に浸りつつ
営業さんから少し後方でパイプ椅子に腰掛けて茫漠とし。

はたまた、見習いにも関わらずチョット高いところから、
【どうすればいいですか?】的な脳内演習を楽しんでいた。

そんな日々に。
実はもう一年近くも前になる、この冒険の事が蘇る。

これまで同行してた営業さんの話し振り、対応を真似する。
或いは前職の尊敬する先輩、はたまた今も唯一仲の良いデキル
同期の対応を総動員する。 

あの日の冒険と同じ、お手本をなぞる事で日々をナントカ
しのいでいる。
 
独創的な事は未だ言えない。
ただ、頼りとする先輩・同期の仲間を参考にする事で。

ウチがクライアントに伝えたい事柄を言の葉に載せてゆく、
曲りなりにもクライアントとの共通認識になってゆく。

「鑑」の字の方は「人の手本、模範」の意味だそうだ。
【踊り子】32>>38。
自分が成長すべき時に、お手本とすべき鏡を見つけれる。
それが見つけられた事に、こんなに嬉しいことはない。
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by zerohour_co | 2009-09-07 20:30 | FF>>踊り子
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