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FF11±ゼロ。

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ダメだなあ。

やわらかくも強い紫色の光に仲間達が次々と包まれる様子を
苦笑いしながら眺める。

砂丘を拠点としながら、相変わらず誰ともパーティを組まず、
ウサギを観客兼本日のエモノと見立て踊り狂うこと数時間。
「【レベルシンク】pt?」
外国人様特有の単刀直入なお誘いのお声が掛かる。

先日のバージョンアップで導入された、レベル差がどんなに
離れていようと(多分)パーティを組んだら、同じ程度の経験値が
入るようになった、格差レスの新要素、【レベルシンク】。

戦闘経験の乏しい冒険者が、熟練冒険者様たちに通用するん?
そんな期待と不安のカクテルを、ラガービールで流し込みながら
集合場所へと走る某。

レベルシンクを示すマークが頭上に点る。
侍ナ黒赤戦と【踊り子】のウチ。

それとプラスアルファで、もう一人。
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初めて入ったレベルシンクPTは、お守つき。

高レベルの回復補佐役が狩場に同行し、パーティ外から各種
回復魔法等の便宜を受けながら敵を倒す。
この、通称パワーレベリングやPLと言われている一連の行為に、
残念ながらマイナスの印象を持っていた。

かつてのように直ちにPLだからと辞退する事はないとはいえ。
「ダメだなー」
ウチは、職場で事あるごとに注意してる、男子高校生の面々に
口をつく言葉を、また呟いた。
!?
やわらかくも強い紫色の光に仲間達が次々と包まれる様子を
眺めながら、ふと気付いた事がある。

「ダメだな~」、という印象。
PLをする人にとっては、むしろ、PL否定派こそ駄目だなーと、
思ってたとしたら。

例えば、PLをするために一番親しいフレに「PLしてくんね?」
と言う度胸もしくは、アザトサはウチにはない。

例えば、PLをするためにモニターとかプレステとかキーボードを
二台とか、PCを二台並べて2つのキャラを操作する器用さ、
もしくは情熱はウチにはない。

例えば、今回のPLはンマくいったとして、次のレレルマゲの際に
同じ冒険者様に再度お声を掛ける勇気、もしくは無神経さは、
ウチにはない。

そう考えると、PLて想像以上にエネルギーいるよねぇ~などと、
モニターに流れるログを観つつ、拳銃の形で両手を突き出す。

高レレル白様が延々タゲを取り続けるのを、苦笑いしながら、
前の冒険で覚えた【ケアルワルツ】を駆使しつつ経験値を重ねる。
【踊り子】17>>19。

もう何度も経験してるのに、ウチは相変わらずダメだなあ。
そう思いつつも砂丘時代を駆け上がる。
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by zerohour_co | 2008-09-29 20:33 | FF>>踊り子

ごんごらごんごら。

泊りがけでドッカに行く、というような時、その準備や前夜ではなく、
ウチは当日の集合時間、その瞬間が一番【楽しみ】だったりする。

薄着さん、厚着さんはもとより。
必要があれば現地調達するよ、と呆れる程に手ブラさん。
逆に逗留でもすんのか、ツッこみたくなる位の大荷物さん。

計画的に何かコトを運ぶという際の、その人の性格の一端が、
集合の時に垣間見れちゃう、そんな気がするからだ。

殆どモノなど入っちゃないのに、現地調達やら貰った土産等を
収める為の若干の空きスペースを持たせるため。
「カバンばっかり大きくて一番ジャマー!」
ゼロ「!」
心意気も準備も不十分な某が操る量産型は、王国から一路、
照り返し厳しい砂丘を西にひた走る。

もとは鉱石運搬のために、共和国によって作られた港町。
【セルビナ】。

故郷の共和国と王国のほぼ中間で、連邦がある大陸からも
定期船を使ってやってこれる、この港町は、ウチがデビューした
当時から変わらぬ、新米冒険者の集合地。

あの眠気がブッ飛ぶほど感動した印象的な音楽。
それまでのソロから、セッションでもやってるんじゃないかと
思う時がある程の、冒険者とのレレルマゲ。

記憶の大半を圧倒的に愉快な出来事が占める、この港町に、
ウチは些細な悩みがあった。

「まあ、もう来ちゃったしな」などと、ひとりごちながら、もう何ヶ月も、
もしかしたら一年以上足を向けてなかった、小さな町を懐かしさ半分で
見回ってみる。
突如、その悩みは平家物語冒頭のように完全に吹き飛んだ。
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ターバン巻いたモーグリに、でっぷりお腹突き出したオッサン2名。

ウチの些細な悩み。
それは、砂丘時代にチョットづつ溜まってく敵からの戦利品の数々。

各種クリスタルから始まって。
陸ガニに肉に、ウサギやトカゲの皮に、キャベツに、獣人装備に、
サレコウベに、腹虫に、ふんどし、あと何だっけ?
って、くらい砂丘の敵は色んなモノを戦利品として落としてくれる。

財布がよっぽど軽くなる以外は、金策をしたことがないウチには、
当面の活動資金源となる、これら戦利品が非常に有難い反面、
荷物を徐々に圧迫し続ける。
一方、自身の戦闘力を底上げしてくれる、食事などのアイテムは、
日々減り続ける。

かといって、決死の思いでやって来た道を転進して故郷の三国まで
帰省する、その労力と時間を考えた時。

ゼロ「5ギル。15ギル。10ギル。200ギル!ウキャー」
自身と仲間に迷惑が掛からぬよう、食事などを多めに持ってきた
反作用で、遂には荷物に入りきらずポロポロと零れ落ちるモノモノの
数々に皮算用全開の値段を付け悶絶してた、過去の砂丘時代。

それが。

冒険者の個室モグハウスに帰らなくても、金庫・ロッカー・ポストに
ジョブチェンジの機能が利用可能となるノマドモーグリに。
荷物の配送ができる宅配のオサーン。

これなら、三国に一人ずつ配置してる倉庫キャラに溜まった物品を
送り込みつつ、逆に必要な装備・アイテムを送り込んで貰える。

「ごんご らごんごら世の中は動いてるんぞな~」

「日露戦争物語」での真之の台詞が口を突く。
すわ引越しか級の大荷物を引き摺って山登りの現地についたら、
頂上までロープウェイが開通してました、そんな感覚。
嬉しいような悲しいような、ヴァナ・ディール時間午後3時。

心意気も準備も不十分、相変わらず中身は成長してないウチは、
知らぬ間に便利になってたセルビナの新機能に感謝しつつ。
【踊り子】15>>17。
本日も、ゆるゆる成長中。
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by zerohour_co | 2008-09-15 18:04 | FF>>踊り子

今日の居場所。

ジグソーパズルにピースがはまったような感じ。

「あ店長。明後日、式場で打合せが入ったんで、大阪帰ります」
ゼロ「ふーん。」
「で、明後日ボクが3連休貰う代わりに店長には急遽、
今日は休みってコトになったんで。帰って良いですよ。」
ゼロ「あ、そうなん?じゃ、帰るかあ。あとヨロシクー」

8時22分出社、8時24分退社。
シフト管理を任せている副店長から、出勤直後に振替休日突入、
という前代未聞の、雪崩式24時間の空白時間を与えられたウチ。

それなら、日頃できない事を山ほどやっちゃうよ!と直ちに
コインランドリーで洗濯>>乾燥の【連携】と、部屋の掃除。

「日頃できない事」アレコレが家事という、シゴトが趣味と
化しつつある、燃え尽き症候群2歩手前の某。
古新聞とビールの空き缶が一掃され、少しはマシになった
室内から、日頃できない事のもう一つに手をつける。

王国から大公国へ、或いは港町へ、と繋がる交通の要所。
【ラテーヌ高原】。

港町に流れる、あの音楽が【楽しみ】な砂丘時代に備え、
所属国の連邦から王国へと冒険の軸足を移した【踊り子】のウチ。

あたりを徘徊する鳥や球根、或いは豚こと獣人オークを狩ったり、
返り討ちにあったり、はたまた突如襲ってきた豚との死闘を
乗り越えて奇跡の生還を成し遂げた直後。
突如現れたデカ羊の咆哮と同時に踏み潰されたり。
そんな一進一退を繰り返しながら、自分にあった狩り場を探す。

最初は「お?」と思っていたのが、ジョジョに確信へと変ってゆく。

1000ピースとか2000ピースのジグソーパズルで、次に嵌める
ピースが見つかった、そんな感じ。
シゴト漬けの燃え尽き候補生の今日の居場所はココですよ的に、
本日の狩り場は池の周りに決定。
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ミミズから始まって、ゴブリン、羊、最後はカニ。
わらしべ長者感覚でサクサク経験値を稼げて、かつ同レベル帯では
敵わない水エレが出現したって、踊りには反応しないから安心・安全。

朝になり夜になり、雨になったり風が吹き付けたりと、刻々と変化する
ゲエム中の風景を楽しみながら。
過去の経験・情報を基に少しずつ新しい職種へと成長してゆくのは、
ちょっと面倒だったりするけれど、やっぱり楽しい。

「アニバーサリリング」や「女帝の指輪」といった、貰える経験値に
ボーナスが付くアイテム持参すると尚良しですよ、お嬢さん。

偶には攻略情報めいたインフォメーションものたまわったりする位、
嬉しくなっちゃったところまでレベルが駆け上がる。
【踊り子】11>>15。
港町に流れる、あの音楽に誘われて。
今度も逝きます、砂丘時代。
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by zerohour_co | 2008-09-04 20:16 | FF>>踊り子

今まで気がつかなかったわ。

意外にすらりとした四肢から、しなやかに腕が伸びる。

連邦の表庭、柔らかな陽射しに緑豊かな草原地帯。
【東サルタバルタ】。
前職も含めて本当に久しぶりに5日も連休が取れた、
8月も終わり近くの夏休みの最終日。
ウチは季節先取りの斬新なカッコで初心に返り広大な平原を
走り回っていた。

青マゲも未だ道半ば。その前提となる【海】への坂道も途上。
それなのに、嗚呼それなのに、である。

穏やかな陽射しを浴びアヤシイ光沢を放つ【サブリガ】姿から、
しなやかに伸びた腕が相手を捉える。
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【踊り子】はじめました。

街で、冒険で、或いはカラクリ人形と共に、くるりくるり軽やかに
ステップを刻む、レディースアンドジェントルメンおとっつあん
おっかさんな面々。

それを定位置になってる皇国白門前で横目で見るにつけ、常々
面白そうだなあ、とは思っていた。
しかし、それに先立つレレルマゲに腰が引けていた。
いや。
正確に言うと、【モンク】のように【格闘】でレレルマゲするのに、
魅力を感じていなかった。

殴ってえ、殴ってえ、【コンボ】で【核熱】、【連携】ドカーン、以上!

そんな単純でツマラナイ冒険に、シゴトでヘロヘロになってる
ウチの貴重な余暇時間を投資できないよ、とそう思ってた。

「ダンスが」
踊り子に転職するため受けたクエストにて、依頼人たる舞踏団の
女団長が過去において、こう言っていた。

「こんなに楽しいものだったなんて、
わたし、今まで気づかなかったわ・・・」

己と敵の強さを見極める判断力。
直後の一撃の攻撃力が上がるモンクのアビリティ【ためる】の
使いどころ。
その【ためる】と併せた必殺の【コンボ】。

一見敵を殴るだけの戦闘にも、工夫のし甲斐が色々あって、
偏見という名の偏光レンズが両目から剥がれてゆく。

そして【格闘】に加えて、踊り子特有のアビリティの一つ。
【ドレインサンバ】。

ゼロ「こんなに楽しいものだったなんて、今まで気づかなったな」
ノウキンが!('д')

アドレナリン、ドーパミンの類が分泌されNoukin.comに堕ちる、
媚薬的な魅力に慄きつつ。
最後の夏休みは、殴って殴って殴りまくった日。
【踊り子】1>>11。
【モンク】5>>11。

「あの日のことを思い出すんだ。」
某女団長のように、後日になって言うかも知れない。

私が【ダンス】と【サブリガ】の楽しさに気づいた日のことをね……。
と。
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by zerohour_co | 2008-09-02 18:41 | FF>>踊り子