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FF11±ゼロ。

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夢の跡。

力を溜めに溜めた、その拳がキュンキュンキュンキュン!と
甲高い音を立ててエモノに叩き込まれる。

そこから真の勝負が始まる。

三連休の初日に、年末から残してた大掃除の続きをしながら
ヴァナ・ディールにログインした。
古新聞を湿らせて歯をガチガチさせて外側の窓を拭いてると
ガラス越しにモニターにお声が掛かってるのが見えた。

ソッコーお誘いに飛びつく。コレすなわち現実逃避。
モ侍赤白黒と【忍者】のウチ。

目に痛いほどの照り返す白砂が眩しいバルクルム砂丘を
縦断して海辺の洞窟に足を踏み入れた。
【グスタフの洞門】。
その繁殖力にモノ言わせ今や量産型と陰口叩かれる種族
【ヒューム】の山師グスタフがミスリル鉱脈を探し求めて
生涯を掛けて掘り進めた夢の跡。

彼の叶わなかった、この夢の跡で通称トンボとゴブリンを
主食と見定め戦闘を始める冒険者御一行様。
空蝉枚数かぞえ唄に不安が残るウチは【連携】の参加は
丁重にお断りをして盾役に専念する事にした。

盾役は敵の攻撃を集中して受けるのが、その役目。
その要諦は、敵の攻撃対象になってる状態、つまりタゲ
(ターゲット)を自身に固定させておけるかで価値が決まる。

逆に言うと、連携に参加もしない自分にタゲ固定もできない
盾役なんぞには存在価値がないのである。
そんなヤツは大飯食らいの役立たずなのである。
とんだ食わせ者なのである。ボンクラ野郎なのである。
ボンカレ●の紛い物ポンカレーの如くパチモンなのである。
お節も良いけどカレーもね!なのである。

お節とカレーはさておき、自分の存在価値を証明するためにも
侍様が釣ってくる敵に対して【挑発】一閃。
黄色と赤のエフェクトが敵に向かって弾ける。
敵の攻撃で消えてゆく分身の枚数を数えながら【空蝉の術】の
壱と弐を駆使して分身を張替える。

「避ける盾」と異名を取る忍者にとって、ノーダメージで戦闘を
終えたり後衛様から「暇ヒマー」と言われるのが不可視の勲章。
それを目指しながら、侍様とモ様が繰り出す【連携】の時を待つ。

合図と共に侍様が振り下ろす日本刀、力を溜めに溜めたモ様が
敵の背後に回ることで大ダメージのボーナスが与えられる
「不意打ち」という動作をした後、その拳が独特の台詞と同時に
キュンキュンと甲高い音を立ててエモノに叩き込まれる。
【連携】成立。
大ダメージを受け、その傷を与えた冒険者を叩き潰そうと振返る敵。
ここからが盾役の真の勝負。

笑いとタゲは死んでも取る!
モ様に怒りの矛先を向けた敵のタゲを奪還すべく刃を立てるウチ。
【挑発】、攻撃力が上がる「バーサク」という能力を発動した上での
必殺技、遁術と呼ばれてる忍者特有の攻撃魔法。

思いつく限りの技と英知を集結し、再び振り向かせようと試みる。
夢の跡。_c0061753_17594636.jpg

。。。何をしたって、もう振り返らず。

トンボやゴブリンの心をがっつりワシ掴みにして片時も放さない
次世代のスーパーアイドル!モンク様(首長王国ランク1)、
ここに降臨。
後で束ねた黒髪を振り乱し、その痩身にタゲを固定させたまま、
一心不乱に殴り続け、ほぼ全ての戦闘が終了。

完敗。

モ様いつも戦闘終盤は瀕死状態、回復に大忙しの後衛様。
逆に生命力満ち溢れるタゲの取れない某忍者。
無傷を示す生命力のゲージが、不名誉の象徴の様に見えた。

笑えない現実と敗北感に打ちひしがれるウチとは無関係に、
どしどしと積み上がる経験値。
【忍者】39>>41。
大飯食らいの役立たずが確定した七日正月。
うーん、またヤッチャッタ。
とある【ヒューム】の山師と同じく夢破れて夢の跡を後にした。

ハイパーインフレ真っ只中のヴァナ経済の波に飲み込まれ
破産した身では遁術の弐系が買えない現状もあって、
最後に爽快感にやや欠けながらも忍者篇、一旦終了。

かのペット持ち職種制覇独り企画会議から4ヶ月強。
長かったよ、おっかさん。遂に駄戦士時代再び到来。
by zerohour_co | 2006-01-08 18:00 | FF>>忍者
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