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FF11±ゼロ。

zerohour.exblog.jp

原野に集う冒険者とセルビナ時代の終わり。

休日出勤から帰ってきて夕方から洗濯やら
家事を済ませてヴァナ・ディールに降り立つ。

子竜と無謀をお供に連れて、カニでもペチペチ叩こうと
砂丘に足を踏み入れた矢先にテルが入る。
「【暗黒騎士】と【黒魔導士】ですが、一緒にやりませんか?」

パーティ(PT)のお誘いである。非常に嬉しかった。
非常に嬉しかったのだけれど、少し返答を躊躇した。

駄戦士を辞めてから3年近くなる。
その間、PTで前衛を務めた事が殆どない。不安だった。
具体的に言うと、後衛を守る「壁」としての機能の一端を
担えるか不安だった。



「エエままよ。旅の恥はかき捨てだ。」
東海道中膝栗毛の弥次・喜多で有名な一節が脳裏に浮かぶ。
ヴァナ・ディールの冒険も、ある意味同じだよな。
ゼロ「まいど。喜んで、ご一緒させて下さいな」
そう返答した。

【竜騎士】は普段、誘われにくい。

範囲攻撃で子竜が撃ち落とされるのを防ぐため、
範囲攻撃がない敵がいる狩り場を選ばざるを得ないから。
なので、【竜騎士】を始めて野良でPTに誘われたのは、
今回が二度目。
ココは恥をかいても、どしどし参加すべきであろう。

急いで拠点にしてるジュノに戻り、連絡をくれた仲間と合流する。
黒暗忍赤竜。
回復専任の人がいない変則的な5人の一団は、
ジュノを出て、荒涼とした原野を走って狩り場に向かう。
狙いは、通称「カブト虫」と呼ばれる甲虫。

キリキリとした緊張感の中で行うレベル上げもまた面白い。
緒戦はやっぱりギクシャクする。
メインで壁役を担う【忍者】のHPが1ケタになる。
なんとか助けよう、とお互い必死で飛び交う
悲鳴と怒号とケアルと挑発。

何度か訪れる死線を乗り越える度に、
醸成していく仲間意識。

途中参加で戦士様が加わって、4人が前衛という超攻撃型の
PTなったウチらは、キリキリから程よくに変わった緊張感の中、
戦闘中にも軽口を叩き合う。

「忍様、【サブリガ】にその両脚の<>は反則でしょ?」
「基本です」
「基本なのか。サブリガーだなあ」
「むしろ、サブリメンと呼んで欲しい。格調高く」
「うは、真性サブリメンや」
原野に集う冒険者とセルビナ時代の終わり。_c0061753_0155236.jpg

。。。ホントにどうでもよい下世話な会話だけど、
ほんの数時間前は互いの存在すらも知らなかった者同士が
この状態に到達する様が本当に面白い。

全員が2つずつレベルが上がったところで、オヒラキとなった。
「また何処かで会いましょう」
当てにならない約束をお互い交わして、ジュノに戻って解散する。
モチロン例外もあるけれど大抵は、また会いたいなあ、
といつも思う。

PTを解散した後も、愉快な気分を残したまま独り砂丘に戻る。
外国人冒険者の声援を背中に受けながら、
カニをポツリポツリと捕食して、また一つレベルが上がる。
【竜騎士】19>>22。

また長くなりました。そろそろセルビナ時代も卒業の気配です。
by zerohour_co | 2005-07-10 15:49 | FF>>竜騎士
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