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FF11±ゼロ。

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簡潔。

味気のない電子音がドッカで鳴った。
私物ケータイのメール着信音。

オトコマエの龍馬を画面でチラチラ見ながら。
てもとのPCでシゴトの残務処理をする日曜日の夜。

携帯でのメールは苦手だ。

出来ることなら一番簡単な方法で済ませたい。
シンプルイズベスト等とゴタイソウな事をいうつもりは無いが、
叶うことなら手間と時間は少なく効果が上げられたら最高。

そんなウチだから。
チクチクと文字を打つ時間があったら、電話一本掛けてしまう性質だ。
「そんな報告は携帯メールで良いのに」
等と言われた日には。
「携帯なんぞでメール打ってる時間が勿体無いです」
そう上長にすら楯突いてしまう性質だ。

そんなウチにメールを、日曜の夜に、一週間も残り数時間の時刻に
送ってくる人がいる。

電話や連絡を必要以外にしたがらない事は、ウチを知る結構な人が
知っている。
ソレを承知の上で敢えて送ってくるとなるとタダゴトでは無い気もする。
チェックは明日でイイかな、と一瞬思ったが、ケータイを探すことにした。

ケータイはすぐに見つかった。背広の胸ポッケに納まったままだった。
まるまる二日間、触らなかったケータイを操作すると父からのメール。

タイトル:おしらせ
本文:今朝祖父がなくなりました。帰れるようなら連絡ください。

自分が使わない時には、携帯の電源を切ってしまう父である。
言いたい事を、全てタイトルに入力してしまう為、タイトルがいつも
結構な文字数になってしまう父である。
幼い時分、必要時以外は電話をしてくるな!と怒鳴り散らした父である。
「返事がないのは良い便り」
ウチが強弁して連絡はおろか帰省すらしないのを、過去の己と照らして
恐らく苦笑いと共に理解している父である。

その父が祖父の死をメールでよこした。

なんとなく、理解できる気がする。
実家に連絡をする。
祖父譲りの頑固者は今後の件で叔父達と話しあってるのだろう。
家には母しかいなかった。

享年92歳。
肺血栓の気があり通院はしていたそうだが、昨日まで元気だったそうだ。
本当に今朝、救急車で運ばれてスグということの由。

「俺は誰の世話にもならないでコロっと死んでやるからな」。
記憶に残る祖父はウチにそう宣言してた事を思い出す。
ジイサンらしくて笑える。
そういえば、ジイサンもいつも電話が素っ気無かった。
ダラダラした無駄を嫌い、簡潔明瞭を良しとする気風は遺伝かもしれない。

26日通夜、27日告別式。
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by zerohour_co | 2010-05-23 23:46 | 浮き世のコト
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